
近年、手軽に受けられるエイジングケアとして人気の高いヒアルロン酸注入。しかし、手軽であるからこそ、「どこで受けても同じ」「シワがある場所にただ打てばいい」と誤解されがちです。
ヒアルロン酸の仕上がりを「いかにも膨らませたような不自然な顔(ヒアル顔)」にするか、「まるで時計の針を巻き戻したかのような自然な若々しさ」にするか。その決定的な差を生み出すのは、医師の感覚(センス)だけではありません。その根底にあるのは、緻密極まる「顔面解剖学(アンチエイジング・アナトミー)」への深い理解と、ミリ単位のこだわりです。
今回は、当院が追求する「解剖学に基づいたヒアルロン酸注入」の裏側と、医師としてのこだわりを解説します。
多くの患者様は
「ほうれい線が気になるから、ここにヒアルロン酸を入れてほしい」
「マリオネットラインを消したい」
とご来院されます。
しかし、目に見えているシワやたるみは、あくまで表面に現れた「結果」にすぎません。
顔の老化は、皮膚だけでなく、さらに深い層にある「骨の吸収(縮み)」や「脂肪コンパートメント(脂肪の区画)の減少と下垂」、そしてそれらを支える「リガメント(保持靭帯)」のゆるみが複合的に絡み合って起こります。
土台が崩れて地盤沈下を起こしているところに、表面のシワだけを埋めようとヒアルロン酸を大量に注入すると、顔がパンパンに膨らんでしまったり、重みでさらにたるみが悪化したりする原因になります。


症例は40代女性。
写真右側のみヒアルロン酸注入を行いました。
(通常は左右順番にバランスを見ながら入れていきますので、このような左右差はできません。)
・両頬外側の骨膜上に2点
・お目元(頬内側)の脂肪組織内に面状に注入(カニューレ使用)
・法令線に線状に注入(カニューレ使用)
解剖学を熟知することの最も重要な意義は、デザイン性以上に「安全性の担保」にあります。
顔面には、眼動脈や顔面動脈、角動脈といった極めて重要な血管が網の目のように複雑に走っています。万が一、ヒアルロン酸が血管内に注入されてしまうと、血管塞栓(血流が途絶えること)を起こし、最悪の場合、皮膚壊死や視力障害といった重篤な合併症を引き起こすリスクがあります。(※これらは医療として100%のリスクゼロを追求すべき重大な領域です)

ヒアルロン酸注入は、メスを使わない手軽なプチ整形に見えて、その実態は非常に高度な「切らない解剖学的フェイスリフト」と言えます。
当院が目指すのは、周囲に「整形したこと」を気づかれることではなく、「なんだか最近、ますます若々しくて素敵ですね」「元気が良そうに見えますね」と言われるような、その方本来の構造に基づいた自然な美しさです。
顔の立体構造とエイジングのメカニズムを知り尽くした医師だからこそできる、緻密で安全なオーダーメイド注入。シワやたるみでお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
港区の当院では、院長がすべての患者様の顔立ちと骨格、脂肪のつき方を解剖学的に診断し、最適なヒアルロン酸注入プランをご提案いたします。1本から結果を出すことをきちんとおこなっております。一度に何本も注入することは決してお勧めしません。
初めての方もどうぞご安心してお問い合わせください。